ギフト買取とクレカ現金化について、安全性やお得度の違いを解説します。

違法性なし

どちらも違法な取引ではない、という点も共通しています。クレジットカード現金化やAppleギフトカードの買取を禁止する法律は、ありません。
ただし、クレジットカード会社やAppleはそれぞれ現金化を目的として利用、または購入を規約で禁止しています。
そういった意味では、どちらも規約違反となる可能性を持っている、という点でも共通しています。

ちなみに、専門業者を利用することでこの規約違反になるリスクはほぼ解消されます。
下手に自分の手でやろうとするとリスクが増すだけですので、現金化や買取は専門業者に任せるようにしましょう。

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業者に手数料などを引かれない分、お得になると考える方は多いですが、実際にはその逆。リスクと手間が増すだけでなく、換金率の面でも損する場合がほとんどです。

一部、悪質なクレジットカード現金化業者が、違法な金利で貸し付けをする金融業者と見なされ、出資法違反で摘発された事例もあります。
この点からも、どちらかと言えばクレジットカード現金化の方がグレーな要素が色濃い、と言えます。

どちらもスピーディー

どちらのサービスも、原則として即日で指定口座に現金が振り込まれるスピーディーさを持っています。
現金に困ったときの調達法としてほとんどの方が最初に思いつくのは、おそらくキャッシングなど消費者金融から借金をすることでしょう。

たしかにキャッシングはATMがあればすぐにお金を借りられるイメージですが、新規利用する際には必ず審査が行われます。
審査自体は1時間もかからずに終わりますが、結果落ちてしまえば利用できないため、また１から金策を考え直すことになります。

その日のお金に困っている状況で、このようなタイムロスはできれば避けたいところです。
クレジットカード現金化やAppleギフトカード買取には審査がないため、本人確認に必要な身分証やクレジットカードさえ持っていれば、誰でも即日で現金調達ができるのです。

イメージ

結果として即日で現金を得ることができるという点で共通しているクレジットカード現金化とAppleギフトカード買取ですが、世間からのイメージとなると若干違いがあります。
クレジットカード現金化の場合、前述した通り業者の摘発事例がある上に、インターネットで検索をすると消費者庁からの注意喚起があることなどから、やや危険なイメージが付きまといます。

その点、Appleギフトカードなど電子ギフト券の買取に関しては、あくまで中古品の売買である、ということから安全な印象です。
現金化目的での転売は各ギフト券の運営会社により規約で禁止はされているものの、違法行為ではないため、この買取業務自体が当局による摘発を受けた事例は過去にありません。

自分も初めてクレジットカード現金化を使ったときはかなり不安だったのを覚えています。それに比べるとギフト券の買取はだいぶクリーンなイメージですよね。

換金率

クレジットカード現金化とAppleギフトカード買取、各運営会社の公式ホムページを確認すると、換金率表記に違いがあることに気づきます。
前者はだいたいどこも「最高98％」など、かなり高い率であるところがほとんど、逆に後者は日々変動するものの、おおよそ90％強で推移しています。

ではクレジットカード現金化の方が換金率の面で優れているのか、と言えば決してそんなことはありません。むしろ、その逆で最終的に手元に残る金額で言えば、ほとんどの場合Appleギフトカード買取の方が多くなるでしょう。

数字上は換金率が高いのに、なぜそのような現象が起きるのか。これには理由があります。
クレジットカード現金化は2000年代初頭からあるサービスであり、取り扱う業者の数はギフト券買取よりも圧倒的に多い、という背景があります。
業者間の顧客獲得争いが激化した結果、少しでもサイト訪問者の目を引くために誇大表示が横行しているのが現状です。

つまり、実際には98％などと書かれていても、そこから名目不明な手数料や消費税などが引かれ、最終的には75％～80％程度にまで実質換金率が落ちてしまうのです。ある意味、タケノコ剥ぎのぼったくりと似たものがあります。
「話が違う！」と思っても、すぐに現金が欲しいと焦っている心理も働き、渋々受け入れてしまう人が多いようです。

逆にAppleギフトカード買取の場合、換金率表示から引かれるのは実費である振込手数料のみである業者が多いため、金額の落差がほとんどありません。
結果として、クレジットカード現金化よりもお得になる場合が多いです。